電験二種 昭和60年 送配電 問2 旧試験制度の過去問 X Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2024.12.232025.01.09~四端子定数~目次問題解答解説出典問題公称電圧110[kV]のある送電線路の四端子定数は、A˙=0.98、B˙=j70.7[Ω]、C˙=j0.56×10−3[S]及びD˙=0.98である。受電端電圧が100[kV]で、受電端負荷が遅れ力率80[%]の21[MW]であるとき、送電端電圧[kV]を求めよ。解答110[kV]解説問題の条件を図に示す。線間電圧をV˙、相電圧をE˙としている。負荷が消費する電力をP+jQとすると、P+jQ=21+12−0.820.8×21=21+j15.75[Mvar]負荷に流れ込む電流Ir˙はIr˙=P+jQ―3Vr˙=P−jQ3Vr˙=21−15.753×100×103×106=121.24356−j90.9327[A]ここで、四端子定数は[Es˙Is˙]=[A˙B˙C˙D˙][Er˙Ir˙]と定義される。よって、送電端の相電圧はEs˙=A˙Er˙+B˙Ir˙=0.98×1003×103+j70.7×(121.24356−j90.9327)=63.01+j8.572[kV]これを線間電圧に直すとVs˙=3Es˙=3×(63.01+j8.572)=109.1333+j14.8467[kV]大きさはVs=109.13332+14.84672=110.14→110[kV]出典昭和60年度第二種電気主任技術者筆記試験送配電問2
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